「人前で笑うのが怖い」「写真を撮るとき、つい口を閉じてしまう」「歯の隙間のせいで、自らの印象が悪くなっているのでは…」など、歯の隙間で悩む方は、思った以上に多くいらっしゃいます。就職活動や仕事上の付き合い、SNSでの発信などの場面で自信が持てないと感じている方も少なくありません。
最近では、通販やドラッグストアで手軽に購入できる歯の隙間を埋める商品も増えてきました。しかし、一時的な対症療法に過ぎず、むしろ歯並びを悪化させたり、歯や歯茎を傷つけたりするリスクをはらんでいます。
「じゃあどうしたらいいの?」と気になる方に向けて、本記事では、歯の隙間を安全に改善する方法と、歯科医院での治療について詳しく解説します。
先の見えない一時的な対処より、着実に改善を目指していける歯医者での治療を始めませんか?最近ではホワイトニングも主流となり、機能面+審美面でセラミックを希望される方も増えています。
歯の隙間を埋める2つの方法
歯の隙間を埋める方法は、大きくわけて以下の2つです。
- 歯医者で治療を受ける
- 自分で埋める
歯医者で治療を受ける
歯科医院での治療は、まず詳しい検査と診断から始まります。レントゲン撮影や口腔内の精密検査を行い、歯の隙間の原因や、口腔内の状態を総合的に判断します。
つまり、個人に合わせた治療計画を立て、定期的な経過観察を行いながら、安全に治療を進めていくのです。
また、治療中は歯周病や虫歯の予防・治療も同時に行えるため、口腔内の健康維持も可能です。すべての治療は医学的根拠やエビデンスに基づいて実施され、治療後のアフターフォローまでしっかりと受けられます。
自分で埋める
一方で、市販のマウスピースや民間療法など、自分で歯の隙間を埋める方法があります。例えば、市販のマウスピースは、就寝時に装着するタイプや、日中も使用できるタイプなど、さまざまな商品が販売されています。
また、輪ゴムを使って歯を寄せる方法や、特殊な形状のマウスピースで歯を押し付ける方法など、インターネットで紹介されている民間療法も存在するほどです。ただし、いずれの方法も軽微な症状にのみ対応可能で、明確な医学的根拠やエビデンスに基づいたものは極めて少ないのが現状です。
歯医者での治療と比べて効果の保証はなく、すべてが自己責任となります。さらに、誤った使用方法で歯並びを悪化させたり、歯を痛めてしまったりするリスクも伴います。
次は、その具体的なリスクについて詳しく見ていきましょう。
市販は危険?歯の隙間を自分で埋める3つのリスク
歯の隙間を自分で埋めようとすると、以下の3つの深刻なリスクが待ち受けています。
- 歯並びが悪くなる
- 歯や歯茎を傷つけてしまう
- 歯の寿命を短くしてしまう
歯並びが悪くなる
市販の矯正グッズで歯の隙間を無理に埋めようとすると、かえって歯並び全体を崩してしまう危険性があります。なぜなら、歯は単純に横から押せば動くというものではないからです。
歯科医院での治療では、かみ合わせや歯根の向き、顎の形状まで考慮して立体的に歯を動かします。しかし、市販品では緻密な調整は難しいのです。
たとえ目立つ前歯の隙間が狭まったとしても、奥歯のかみ合わせが悪くなったり、横から見た時の歯並びが不自然になったりするケースが少なくありません。
歯周病や歯肉炎になりやすくなる
市販の矯正グッズによっては、歯や歯茎に取り返しのつかないダメージを与えてしまう可能性もあります。矯正する力が強すぎたり、方向が不適切だったりすると、歯の表面の削れや歯根が短くなるなど、別の症状を引き起こすからです。
特に注意が必要なのは歯茎へのダメージです。歯周病や歯肉炎の原因となり、口臭を発生させたり、歯茎が下がり歯が長くなりやすくなるリスクがあります。不適切な力がかかり続けることで、歯茎が下がってしまったり、炎症を起こしたりします。一度下がった歯茎は元に戻りにくく、見た目の問題だけでなく、歯周病のリスクも高まってしまいます。
歯の寿命を短くしてしまう
市販の矯正グッズによる治療の失敗は、最終的に歯の寿命を縮めることにつながりかねません。
- 歯並びが乱れると、一部の歯に過度な負担がかかり、歯の磨耗や欠けが早まりやすくなる
- かみ合わせが悪化すると、顎関節症などの深刻な症状を引き起こす可能性がある
- 歯茎のダメージは歯を支える土台を弱め、将来的な歯の喪失リスクを高める
いずれも若いうちは気づきにくいかもしれませんが、この問題は年齢とともに深刻化していく傾向にあります。
ただ、「歯医者はお金がかかるから困る…」という方も少なくはないでしょう。確かに、歯科医院での治療には費用や時間がかかります。
とはいえ、歯科医院での治療には自分で歯の隙間を埋める方法よりも多くのメリットがあります。次は、このメリットについて詳しく見ていきましょう。
歯医者で歯の隙間を埋める4つのメリット
歯の隙間を歯医者で埋めることで、以下の3つのメリットが得られます。
- 見た目のコンプレックスを着実に解消できる
- 滑舌を解消できる
- 虫歯や歯周病になりにくくなる
見た目のコンプレックスを着実に解消できる
歯医者での治療は、医学的な根拠に基づいて、歯の状態に合わせた最適な方法を選択できます。市販の商品とは異なり、歯科医師が口腔内を詳しく診察し、歯の形や大きさ、隙間の程度を正確に把握した上で治療計画を立てるからです。
例えば、前歯の隙間が気になる場合、セラミックやレジンなど、状態に最適な素材を選んで治療を進められます。その結果、「いつまで経っても変化が見られない」といった不安を感じることなく、確実に理想の口元に近づけるのです。
滑舌を解消できる
歯の隙間があると、発音時に空気が漏れやすくなり、滑舌の悪さの原因となります。とはいえ、市販の製品では一時的な対処に留まり、長期的な改善は期待できません。
一方、歯科医院での治療では、先ほど触れたように適切な方法で隙間を埋めていきます。例えば、レジンや被せ物、ラミネートベニアなどで歯並びを変えないまま治療するなどです。
治療後は隙間が小さくなる、またはなくなり、『サ行』や『タ行』などの発音がクリアになることで、人前でのスピーチや会話に自信が持てます。
虫歯や歯周病になりにくくなる
虫歯や歯周病になりにくくなります。さらに歯科医院であれば歯の隙間の治療と同時に、他の口腔内の問題も発見して治療できます。
歯の隙間は食べかすが詰まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高いです。周辺にも異常が出ていたり、最初の検診で見えにくい奥歯に虫歯があったということも少なくありません。
歯の隙間の改善だけでなく、総合的な治療を受けられることで、長期的な口腔の健康も実現できるのです。
こうしたメリットがあるとしても、やはり気になるのはその費用ではないでしょうか。次では、具体的な費用と保険適用の治療方法、自費診療での治療方法をお伝えします。
歯医者で歯の隙間を埋めるデメリットは『費用』
歯の隙間を埋める治療費用は、市販のマウスピース等が『〜3,000円程度』で手に入ることを考えれば、確かに高額です。具体的には、歯科医院での治療費用は保険適用の銀歯なら3,000円程度、前歯用のCAD/CAM冠でも3割負担で約6,000円となります。
ただし、通院の手間と費用面以外のデメリットはほとんどありません。むしろ、専門家による適切な治療は以下のメリットがあります。
- 見た目のコンプレックスを着実に解消できる
- 滑舌を解消できる
- 虫歯や歯周病になりにくくなる
とはいえ、少しでも費用を抑えたいと考えるのは自然なことです。その際に検討できるのが、『CAD/CAM冠』を使った保険適用での歯科治療です。
保険適用内であればCAD/CAM冠も選択肢に
CAD/CAM冠とは、コンピュータを使って設計・製造される歯科治療のことです。
従来の銀歯と比べて見た目が自然で、金属アレルギーの心配もありません。費用も保険適用で約6,000円と、自費診療と比べれば手頃な価格です。自分で行う市販品と比べれば、見た目の良さとコストのバランスが取れた選択肢といえます。
ただし、保険診療では使用できる材料が限られ、ルールとして2年間は新たに保険対応の範囲で作り直すこともできません。また、わずかですが隙間が開いてしまうのもデメリットです。CAD/CAM冠はプラスチックのため、歯折や変色、剥離の原因となることもあるので、歯科医師に相談しながら、決めることが重要です。
コンプレックスも解消できるセラミック治療も選択肢に
前歯の隙間を埋めて見た目もきれいに整えたい場合は、セラミック治療がもっともおすすめです。もちろん、当院を例に挙げると、セラミックは110,000円と保険適用によるCAD/CAM冠と比べれば高額です。セラミック治療は、都内の平均だと110,000円から250,000円となっていますが、当院の場合、110,000円です。
とはいえ、10年以上使用でき、2年ごとの通院によってCAD/CAM冠を調整しなおすリスクを考えると、一度でもしっかりとした治療を選ぶということにも価値があります。
前歯は、第一印象を左右する部分です。
- 先の見えない自分での一時的な対処
- 年単位とはいえ何度も歯科に通う生活
ではなく、費用をかけてでも気になるコンプレックスの改善を着実に目指せる歯科治療を始めませんか?
西蒲田デンタルクリニックでは分割払いにも対応し、費用面でも安心して治療を始められます。専門医による適切な治療で、本来の歯の機能を取り戻し、自信に満ちた笑顔を手に入れましょう。
歯医者で行う歯の隙間を埋める3つの治療方法
歯の隙間を埋める主な治療方法は、以下の3つです。
- 被せもの(クラウン)
- ラミネートベニア
- ダイレクトボンディング(レジン)
被せもの(クラウン)
歯の隙間を埋めるクラウン治療は、もっとも確実な方法の1つです。
治療では、まず歯を適度に削り、型取りを行います。その後、歯の色や形に合わせて作られたセラミック等の被せものを装着します。
例えば、銀歯や金歯などがクラウンの代表例です。そのほか、従来は歯を大きく削る必要があったセラミックですが、最新の方法では削る量を最小限に抑えられるようになりました。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面に薄い板状のセラミックを貼り付ける治療法です。歯の削る量が少なく、見た目の自然さを重視する方に適しています。
治療では、歯の表面を0.3~0.8ミリほど削り、セラミック製の薄い板を専用の接着剤で貼り付けます。まるでネイルチップを爪に装着するようなイメージです。薄い板状なので違和感が少なく、色や形も自然な仕上がりになります。
ダイレクトボンディング(レジン)
ダイレクトボンディングは、特殊な樹脂(レジン)を直接歯に盛り付けて形を整える治療法です。1回の治療で完了し、歯を削る必要もほとんどないのが特徴です。しかし、プラスチックの素材のため、歯折により、歯とプラスチックの隙間が変色するため、耐久年数は1年から1年半となります。歯科医師に相談しながら、決めることが重要です。
治療では、歯の表面を特殊な薬剤で処理した後、歯の色に合わせた樹脂を少しずつ盛り付けます。光を当てて硬化させながら理想的な形に整えていくため、その場で仕上がりを確認しながら調整できます。
歯の隙間を埋めるときは『歯列矯正』も検討
歯列矯正では、歯並びを整えることで隙間を自然な形で解消できます。さらに、かみ合わせの改善により、肩こりや頭痛の解消、消化機能の向上など、全身の健康にも良い影響をもたらします。隙間を埋めることに関しては、最良の方法でもあります。時間と費用がかかりますが、歯を削らないため、理想の隙間治療になります。
ここまでお伝えしたように、被せものやレジン充填などで隙間を埋めても、歯並びやかみ合わせの問題は解決されません。むしろ、歯並びが悪化する可能性もあります。
そのため、あなたの歯の状況によっては、長期的な視点で考えると歯列矯正による根本的な治療がおすすめなこともあるのです。気になった方は、ぜひ下記ページもご覧ください。
>>矯正歯科 | 【公式】蒲田駅徒歩3分の西蒲田デンタルクリニック
まとめ
歯の隙間は、市販の商品で一時的に埋めようとすると、歯並びの悪化や歯茎の損傷など、取り返しのつかないリスクが伴います。一方で、歯科医院での治療には以下のような選択肢があります。
- 保険適用のCAD/CAM冠 (約6,000円)
- セラミックによる長期的な解決 (約110,000円)
- 歯列矯正による根本的な治療
西蒲田デンタルクリニックでは、3D口腔内スキャナーやデジタルX線など最新の設備を活用し、お一人おひとりに最適な治療プランをご提案しています。クレジットカードでの支払いや分割払いにも対応し、費用面でも安心して治療を始められます。
先の見えない一時的な対処ではなく、長く使える歯をセラミック治療で実現しませんか?少しでもコンプレックスに感じていたり、不便があったりするようなら、ぜひご相談ください。
よくある質問(FAQ)
そもそも歯の隙間は治したほうがいい?
歯の隙間は、見た目のコンプレックスを解消できるだけでなく、将来的な健康リスクも防げることを考えると、可能な限り治療を受けることをおすすめします。
前歯の間に空いた隙間、特に2本の前歯間の隙間は『正中離開(せいちゅうりかい)』と呼ばれる症状です。
一般的にはすきっ歯と呼ばれ、本来なら永久歯が生えてくる過程で自然と隙間は閉じるはずですが、何らかの理由で隙間が残ってしまった状態です。少しでもコンプレックスに感じていたり、不便があったりするようなら、将来の自分のためにも解消しておきましょう。
歯の間に隙間ができる原因は?
歯の隙間には、遺伝的な要因から生活習慣まで、実にさまざまな原因があります。
- 遺伝的に歯が小さい
- 歯が生えてこない(先天性欠損)
- 歯の本数が少ない、または多い
- 過剰歯がある
- 上唇小帯の異常
- 指しゃぶりや舌の癖
- 乳歯が残っている
- 歯ぎしり
- つまようじやピックの過剰使用
- 虫歯
- 歯の破折
- 抜歯の影響
- 加齢
- 強い歯磨き
- 歯周病
何が当てはまるのかは、あなたの状況によって異なります。不安がある場合は、近くの歯科医師に相談して現在の状態を診てもらうとよいでしょう。
銀歯と歯の隙間を埋めることはできる?
はい、銀歯と歯の隙間を埋めることは可能です。ただし、既存の銀歯を外して治療し、再度銀歯を装着する場合、どうしても隙間が開きやすい傾向にあります。(最短で1年かかります。)
隙間を完全に埋めたい場合は、以下の特徴を持つセラミックへの変更をおすすめします。
- 天然歯のような白い見た目できれい
- 歯との適合性が高いため、しっかりとフィットする
- 年月が経過しても劣化しにくい特徴がある
- 歯と詰め物の間に隙間ができにくい
- 二次う蝕(虫歯)や口臭などのトラブルも防ぎやすい
気になった方は、ぜひ下記ページからご覧ください。
歯の隙間をセラミックで埋めることはできる?
はい、セラミックで歯の隙間を埋めることは可能です。セラミックは歯との適合性が高く、見た目も自然な仕上がりになります。ただし、保険適用外の自費診療となるため、費用面での検討が必要です。
治療費は歯科医院によって異なりますが、長期的な視点で見ると、隙間ができにくく耐久性も高いセラミックは、メリットの大きい選択肢といえます。
奥歯の隙間を埋める際は保険適用となる?
基本的には自費診療となります。また、2023年12月の改定により適用範囲が広がった『CAD/CAM冠』を選択すれば保険適用の可能性もあります。
ただし、CAD/CAM冠では若干の隙間を生じる可能性があることは知っておきましょう。