歯周病
歯周病は、口腔内の細菌によって引き起こされる感染症です。
磨き残しなどの歯垢や歯石に含まれる細菌が原因で、歯を支える歯槽骨を溶かし進行が進むといずれ歯は抜け落ちます。
また静かに進行するため、気づきにくく異変を感じた時にはすでに手遅れの場合が多いとても恐ろしい病気のため注意が必要です。
歯周病セルフチェック
気になる症状はありませんか?
セルフチェックの結果
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1~3個のチェックがある場合:
歯周病の可能性が示されています。まだ軽度な段階であれば、すぐに治療を開始することが推奨されます。
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4~5個以上のチェックがある場合:
歯周病が中等度以上に進行していると考えられます。歯周病の状態が悪化する前に、早急に治療を受けることが重要です。
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チェックがない場合:
症状が現れていない場合でも、歯周病が無症状で進行することがあります。そのため、予防の観点からも最低年に1回は歯科検診を受けることをお勧めします。
初期の歯周病は痛みや症状があまりないため、気づきにくいのが特徴です。
上記のような症状が現れ始めると、すでに歯周病が進行している可能性があります。
手遅れになる前に、早めに当院へご相談ください。
当院の歯周病治療について
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歯周病DNA検査(リアルタイムPCR検査)の導入
当院では、歯周病の原因となる特定の細菌を正確に診断するために、リアルタイムPCR検査を採用しています。患者様の口腔内に存在する歯周病関連細菌の種類とその量を正確に特定することで、より効果的で個別化された治療計画を立てることが可能となります。 -
カスタマイズされた治療計画
患者様の状況に応じ、カスタマイズした治療計画を提供します。DNA検査の結果をもとに、内科的アプローチから必要に応じて外科的介入まで、患者様ごとに最適な治療方法を選定します。治療計画は、症状の重さや治療への反応に応じて進行中に調整が可能です。 -
継続的なメンテナンスとサポート
治療の成功は、適切なアフターケアによっても大きく左右されます。当院では、治療後も定期的なフォローアップを行い、再発防止と口腔健康の維持を目指します。定期検診では、清掃や必要に応じた追加治療を行い、患者様が日々のオーラルケアを正しく行えるようサポートします。
当院の歯周病治療は、最新の科学的根拠に基づき、患者様のニーズに応じた治療を提供することを目指しています。安心して任せていただけるよう、一人ひとりに寄り添った治療計画と継続的なサポートを心がけております。
歯周病DNA検査と歯周治療の流れ
歯周病DNA検査(リアルタイムPCR検査)
歯周病菌のDNAを調べ、お一人おひとりごとに違うお口の中の病原菌の特徴を知ることで効果的な治療・予防を見極めることができるのが歯周病DNA検査です。
当院では、顕微鏡だけでは見えにくい細菌とその数を検査できる「リアルタイムPCR検査法」によるDNA検査を導入しており、歯周病の原因菌の中でも最もリスクが高くがんや心筋梗塞、糖尿病などを誘発する細菌などを遺伝子レベルで調べることができます。
価格表
種類 | 価格(税込) |
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5菌種(3菌種+2種) |
27,500円 |
歯周治療の流れ
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Step.1
抗菌剤+
抗真菌剤の投与 -
Step.2
1w以内に
歯周内科治療
<1回目> -
Step.3
抗菌剤+
抗真菌剤の投与 -
Step.4
1w以内に
歯周内科治療
<2回目> -
Step.5
歯周病菌DNA検査
料金……… 77,000円(税込)
治療効果の判定
たった1週間程度で治療効果を実感していただけます!
- 噛んだ時の痛みの改善
- 79%
- 歯ぐきの腫れ改善
- 77%
- 歯のグラグラ改善
- 66%
- 歯のしみる感じ改善
- 65%
などなど...
ご自宅でのセルフケアもサポートします
ぺリオバスターN
ぺリオバスターNは、口腔内のカビ菌を除菌する歯磨き粉のお薬です。
人体に安全な天然成分だけを用いて作られており、安全性が非常に高く
副作用も心配ございません。
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エアーフロス
エアーフロスは、歯と歯の間の歯ブラシの毛先があたらない部分の汚れを、ミクロの水滴で洗浄します。
パワフルかつ歯ぐきにやさしくしっかり歯垢を除去することができるので、歯周病の改善や口臭の予防にもつながります。
歯周病について
歯を失う原因第一位は歯周病です!
成人の約8割が歯周病にかかっているといわれており、また世界中で誰もが感染している病気としてギネスにも認定されました。
現在、歯周病の低年齢化も進んでおり、子供でもすでに歯周病にかかっている可能性が0ではありません。
ご自身でなかなか気づけない病気だからこそ、是非歯科医院を頼ってください。
歯周病を発生・悪化させる原因
・歯石の形成
歯垢が長期間放置されると、歯石に変化します。この硬い物質は歯垢の除去を困難にし、表面の細菌が繁殖しやすくなり、歯周病の進行を促進します。
・不適切な歯並びと修復物
不適切な歯並びやフィットしない修復物は、効果的な歯磨きを妨げ、プラークの蓄積と炎症を引き起こしやすくします。
・口腔習慣と生活スタイル
口呼吸や歯ぎしりなどの習慣は、口の乾燥を促進し、歯垢が付着しやすくなります。また、ストレス、睡眠不足、不健康な食生活は免疫力を低下させ、歯周病のリスクを増加させます。喫煙は血行不良を引き起こし、細菌感染への抵抗力を低下させます。
歯周病を予防するには、適切な口腔衛生と健康的な生活習慣が重要です。
歯周病の進行と症状
初期段階:歯肉炎
歯周ポケットの深さ:3mm以内
歯肉炎は歯周病の最初の段階で、虫歯の原因となる細菌が歯周ポケットに蓄積し、歯茎に炎症が生じます。この段階では、歯を磨く時に歯茎が出血しやすくなることが特徴です。
軽度歯周炎
歯周ポケットの深さ:4mm以内
この段階で、歯周ポケットが深くなり、歯槽骨の吸収が始まります。歯茎の腫れや磨き時の出血に加え、冷たい水がしみたり、口臭が発生することがあります。
中等度歯周炎
歯周ポケットの深さ:6mm以内
この進行段階で、歯槽骨の半分近くが失われ、歯が動揺し始めます。歯茎の腫れや出血は一層ひどくなり、歯が浮いた感じがしたり、口臭が強くなることが一般的です。
重度歯周炎
歯周ポケットの深さ:8mm以内
歯槽骨の3分の2以上が失われると、歯の動揺が激しくなります。歯茎が退縮して歯が長く見えるようになり、歯周ポケットから膿が出ることもあります。口臭もさらに悪化し、最終的には歯が失われるリスクが高まります。
歯周病は進行すると重篤な症状につながるため、初期段階での診断と適切な治療、定期的な検診が非常に重要です。少しでも気になる症状がございましたら、早めの受診をおすすめします。